海外事業
海外事業

1987年のリビアでの技術指導を皮切りに、東アジア(台湾・韓国・中国)から東南アジア(タイ・ベトナム)まで、約40年にわたり世界各国でプロジェクトを推進してまいりました。めっきプラントの設計・建設といったハード面から、高度な技術指導、さらにはベトナムでの経営参画にいたるまで、現地のニーズに即した多角的なソリューションを提供し、各国の産業発展に寄与しています。

田中亜鉛鍍金株式会社は、創業120年の歴史で培った知見を基軸に、社会インフラの長寿命化と環境負荷低減を追求する研究開発型企業です。
自社研究室に電子顕微鏡/EDS等の高度な分析機器を完備し、大手企業や大学機関との連携による共同研究を強力に推進しています。とくに、タナカ-AZ(溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき)の腐食挙動を各所にて調査しています。これらの成果は、JIS認証製品「溶融亜鉛アルミニウム合金めっき」やエコZ(環境対応型溶融亜鉛めっき)、景観調和技術などの高付加価値なソリューションとして結実しています。
専門的な分析力と現場の知見を融合させ、橋梁や鉄骨などの大型構造物のLCC低減に寄与することで、持続可能な社会基盤の整備を技術面から支えています。
SEM-EDX
走査型電子顕微鏡(SEM)にエネルギー分散型X線分析装置(EDX/EDS)を組み合わせた装置で、
試料の表面を拡大して観察するだけでなく、「その場所が何の元素でできているか」を同時に特定できます。
ICP-AES
誘導結合プラズマ発光分光分析法のことで、液体試料をプラズマで高温加熱し、
放出される光の波長や強度から微量元素を特定・定量する分析法です。
一度に多元素を迅速に測定できるのが特徴です。
CCT/SST
CCTは腐食を加速させるため塩水噴霧・乾燥・湿潤・外気導入などの環境を自動で組み合わせ、
製品や材料の耐食性を評価する促進試験機です。実環境に近い腐食を再現できます。
対してSSTは塩水噴霧のみの促進試験機です。
大気暴露試験(寒冷地)
寒冷地の暴露試験では凍結融解サイクルや低温脆性、凍結防止剤による塩害など、
過酷な複合劣化因子を評価できます。温暖地では再現できない実環境下での耐久性と信頼性を検証できる点が優位性です。
大気暴露試験(都市工業地)
都市工業地の暴露試験では、排気ガスに含まれる亜硫酸ガスや窒素酸化物などの腐食性物質が豊富です。
これらと湿分が複合する化学的な腐食環境を再現でき、都市インフラや工業製品のリアルな耐久性を評価できるのが強みです。

大気暴露試験(重塩害地)
重塩害地の暴露試験では、海塩粒子による過酷な塩水付着と乾燥の繰り返しを再現できます。
金属の激しい腐食や塗装の剥離、絶縁破壊など、海辺特有の深刻な塩害に対する製品の限界性能と防食寿命を短期間で検証可能です。